彼は胸にレモンバームの香る男だ!
「ルーツofアロマテラピー」という本の中に
・・・中世ヨーロッパでは「彼は男気のある良いやつだ!」と言うときに
「彼は胸にレモンバームの香る男だ!」と表現したそうです。
柑橘系のピリッとした実に爽やかな香りがナイスガイの心根を象徴したってわけなんですね。・・・
この記述を見てレモンバームの香る男というのが頭から離れなくなりました。
レモンバームはメリッサとも言われます。1kgの精油をとるのに7トン必要でローズに並ぶ高価な精油です。
そのため、偽物も多く、レモングラス油とシトロネラ油のブレンドにメリッサ油の化学合成に類似した天然由来合成成分が加えてあるものが多いようです。
精油の性質からいうと心臓疾患によく、古くから不老不死の霊薬、万能薬と言われ、強心剤として広く使われていました。
心臓と心とは関係が深く、緊張するとドキドキしたり、ときめくとドキドキするというように緊張、不安、興奮などの心の働きに反応して心拍数が変化します。
他には神経発作、神経過敏、人前での緊張、不眠、ヒステリーによく、ここから導きだされるものとして 「穏やかでいて、物事に動じない、暖かく強い心」を感じます。
これが、ナイスガイということなのかと思います。